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旅・趣味探し

美術展巡りを趣味にしたい「テート美術館展」

admin

2024年1月某日。子供達を誘って「テート美術館展」に行ってみた。今回のこの記事は、小学1年生と幼稚園児を連れて3人で行った時の話である。

写真:公式WEBサイトのトップページより抜粋

中之島美術館は、大阪市内を流れる土佐堀川沿いにある。天満橋から西に向かった先のあたりで、大阪市立科学館の真横の黒い建物がそれである。大阪梅田駅に着いてから、バスと電車どっちにしよう、バスだと乗り換えなくても行けるらしいと子供たちに伝えてみる。子供たちも賛成してくれたので、今回はバスを使うことにした。

「展示はナマモノ」

山内マリコさんの書籍「美術館は一人で行く派展」でこのワンフレーズに出会って以降、私はずっと今日のこのチャンスを待ち望んでいた。私もナマモノな感覚を感じてみたい。ある種憧れにも似た激アツな感情はムクムクと育っていた。

私は虎視眈々と狙っていた。気になるチラシや広告を見つけてはコツコツとGoogleカレンダーに溜め込んでいく。そうして2023年は逃したものの、2024年こそは!と狙っていたら最初に叶ったのが、この「テート美術館展」である。

バスには何人かの上品なおじさまやおばさまが一緒に乗り込んだ。しっとりとした雰囲気を纏い、カジュアルで歩きやすいけどオシャレな着こなしをしていらっしゃる。田蓑橋(タミノバシ)には停まりますか、と運転手さんに尋ねている。停まりますよ、と答えを聞くと、私も心の中でホッとした。皆会場に向かうのかしら。子供達とゆらゆら揺れることしばらくして、私達は現地に着いた。

美術展ー!!!と楽しげな息子。ほんまにわかってるんやろか、美術展がなんなのか。つまらんって言われたらどうしよう。実はちょっぴり不安もあった。

ところがどっこい。到着早々超ドデカBIG CATが出迎えてくれた。大きなねこーーーー!!テンションウナギノボリの子供達。

ありがとう超ドデカBIG CAT(正式名称は別にある)

チケットを買い、お手洗いを済ませる。お子様は手繋を、と係の人に告げられたので、私は年中娘の手を握った。可愛いなあ。小さい手。あったかい。あとどれくらい私とのデートに付き合ってくれるんやろう。

最初の入り口に入ると、色々と館内のルールが記されていた。そういえば、子供を産んでからこんなにちゃんとした美術館に来るのは初めてちゃうかな。長男の年数でいけば少なくとも7年ぶりってことになる。産前はダイビングで海に潜るのに夢中だったから、10年以上かもしれない。

作品一覧のパンフレットも手に取ってよく見ると、一部は撮影禁止だけれども大半は撮影OKだった。20年以上前にイタリアやオーストリアに訪れた時点であちらはほぼ自由だったから、ようやくこの波が日本にも来たのね!と思うと嬉しいような、今更のような。ともあれ一つも手元に残せないよりは有難いのは確かである。

子供達は予想以上にじっくりと眺めていた。好きな絵や気になる作品があったら教えてね、一緒に観に行こうと伝えると、早速作品に各々吸い込まれていった。

特に人物が描かれたものや立体作品には強い興味を示していた気がする。もちろん二人とも、パネルの漢字は到底読めない。本当に作品だけを見ていって、細かい描写が気になったら立ち止まっては食い入るように見つめていた。

ここに人がいる、、?あ、ここにも!コレは、、馬?ママ見て!!

特に何かこちらから指示をしたわけでも、探してみてと誘導したわけでもない。ふと足を止めて、驚いた気づきそのままを小声で私に教えてくれた。

「あらあ、見れば見るほどいろんなことに気づく絵ねぇ!」一緒になったおば様が楽しげに声をかけてくださった。確かに。私も気づかない細かい描写も、子供達はしっかり掬い上げていた。

***

美術館なんて、小さい子供にはまだ早いなんて思う必要は全然なかった。あくまで我が家の場合だし、好き嫌いももちろんあると思います。今回の展示は、各々が思うままにナマモノを感じられたような気がした。

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ABOUT ME
加藤ミサ
加藤ミサ
katomisa
IT企業で働く2児子育て中の会社員&美容家。フリーランスを目指し、コツコツとブログやnoteを書いています。当サイト「朝ライフ」では、これからブログを始めたい人へアイデアや工夫を公開しています。

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