科学が証明!?朝活したらやりたいことが叶う理由

こんにちは。加藤ミサです。
2025年、早くも2月になりました。朝活したいけどいまいちヤルキガオキナイナ、、、という人も増える寒い冬。そうですよね。お布団は気持ちい季節ですものね。
でもそんな寒い朝の時間こそ、一日の中でも特に貴重なゴールデンタイムが潜んでいるのをご存知ですか?知らないなんて勿体無い!
科学的な研究でも、朝の時間帯が脳の働きや健康に良い影響を与えることが分かっています。本記事では、朝活のメリットと、なぜ始めるべきなのかを科学的な観点も交えてご紹介しましょう。
『朝活したらやりたいことが叶う理由』とタイトル画像で豪語しちゃっていますけれども、あながち嘘ではないのです。

朝活とは
朝活とは、朝の時間を有効に活用して、自分の成長や生活の質を向上させる活動のこと。朝に何に取り組むかは自由。私の場合、例えば下記を取り入れています。
- 読書や勉強(スキルアップ)
- 運動(ストレッチ)
- 手帳時間(私にとってのマインドフルネス(精神の安定))
- 仕事や副業(生産性向上)
- スキンケア&メイクUP(健康美)
- クリエイティブな活動(ブログ執筆、イラスト制作)
仕事でも、リラックスでも。とにかくすっきり目覚めた朝は、ビックリするほどはかどります。今回は私の体感だけではなく、科学的な視点でもその理由を探ってみましょう。
朝活のメリット
① 脳のゴールデンタイムを活用できる
朝は脳のゴールデンタイムと呼ばれる時間帯があります。記憶力や集中力が最も高まる時間帯です。ゴールデンタイムについては、下記の記事でも取り上げています。

このゴールデンタイムについて、朝のパフォーマンスが高い理由は、20年以上も前から科学的にも言及されています。ChatGPTを相棒に調べてみただけでも、ざっとこんな感じ。興味のある方であれば、雑誌やテレビでも見かけたことはあるんじゃないかしら。
- 睡眠中に脳は情報を整理・定着している(Walker, 2017)
- 朝は脳内のノルアドレナリンとコルチゾールが適度に分泌され、覚醒レベルが高い(Sapolsky, 2004)
- 睡眠によって前日の疲労が回復し、脳がフレッシュな状態になっている(Diekelmann & Born, 2010)
特に、朝の2〜3時間は「ディープワーク」に最適と言われています(Newport, 2016)。これは、深い集中力を必要とする作業(執筆・読書・勉強)をするのに適した時間。
実際、私自身の体感ベースでも夜の2時間よりも、朝起きてカフェオレを飲みながら取り組む2時間とでは圧倒的に「こなせる量」が違います。朝活を終えてから、子供達と朝ごはん。実は理にかなってる!
② 意志力を温存できる
心理学者ロイ・バウマイスター(Baumeister, 2011)の研究では、人間の意志力は「有限のリソース」であることが示されています。書籍「WILLPOWER 意思力の科学」でも紹介されていますね(ウィルパワー、と読みます)。
- 朝は意志力が最も強い状態
- 1日の中で意志力は消耗していく(「決定疲れ」)
- 重要なことは、意志力が豊富な朝に行うべき
何か物事を決めるとき、脳はパワーを使います。今日は何を着るか、食べるか、髪を結ぶか、お散歩はいつ行こう。。。朝から晩まで、人間は脳を使って色々なことを決めています。
でも、決めるための脳のパワー「WILLPOWER」には上限がある。決めれば決めるほど、使えるパワーが減ってしまう!
物事を手早く確実に片付けるためには、さっさと少量のパワーでたくさん決めていくしかないですよね。だからこそ、パワー豊富な朝の時間は物事を決断して前に進めるのにも向いています。
③ 生活リズムが整い、健康に良い
医学的観点からも、朝活の習慣は体内時計(概日リズム)を整える効果があることも分かっています(Czeisler, 1999)。これも有名な話ですね。
- 朝日を浴びると、セロトニン(幸福ホルモン)が分泌される
- セロトニンは夜にメラトニン(睡眠ホルモン)へと変わり、質の良い睡眠につながる
- 結果として、不眠症やストレスの改善につながる
特に、朝日を浴びながら運動すると、セロトニンの分泌がさらに促進され、ストレス耐性が向上するとされています(Young, 2007)。
私の場合、愛犬とのお散歩の日課がこれに該当します。コーラルピンクにきらめく朝日が最高に好き。そうして戻ったら子供たちに朝だよー!って声をかけて第二ラウンド(?!)が始まります。
一日のリズムを作るためには、お日様の力はやっぱり不可欠。
日焼けが気になる人もいるでしょうけど、そこは日焼け止め対策でカバーです。日光を嫌っちゃダメ。むしろ上手にお付き合いをしたいものです。
朝活で出来ること
① 時間を有効活用できる
朝の時間は、誰にも邪魔されにくい「自分だけの時間」です。SNSやメールの通知に邪魔されることなく、自分のやりたいことに集中できます。(だってみんな寝てるんだもの。。。!)
よく「自分の時間がない!」と子育て中のママさんにお会いするけど、それこそ朝を使えばイイのに、と私は思います。疲れ果てた夜、みんなが寝静まってから自分の時間を作ろうとするから疲れっぱなしになるのです(追われた気分になりますよね、、)
誰しも24時間、流れてる。
時間は本当は「ある」のです。
どう使うか、どれくらい使うのか。そこにフォーカスされがちだけど、朝に持ってきてみることで一つ一つのタスクもギュギュっと詰め込めるのが、朝。「いつ使うか」も改めて見直してみることをお勧めします。
② 睡眠の質が向上する
朝活を始めると、自然と早寝早起きの習慣が身につきます。睡眠の質が上がると、日中のパフォーマンスも向上する、とも言われています(Walker, 2017)。
独身時代、私は昼間もずっとあくびばかりして仕事をしていました。会議だって眠たいし、とにかく寝ても眠くて眠くて。
子育てが始まり、いっそ子供と一緒に寝ちゃえ!と朝型にシフトしてみたら、お昼も全然眠たくならない。授乳期は体力を使うので、お昼も一緒に寝たこともありますけれどね。でも、独身時代の寝ても寝ても眠たい特有のぐったりした疲れは、今は全くと言っていいほどなくなりました。
圧倒的に自由時間は減っているし、仕事も家事も育児も全部分刻み。下手すりゃ秒刻み。そんな毎日なのに、です。心地よく疲れて、眠たくなることはあっても、寝不足間でも調子がいい時なんかは、目覚ましがなくても四時とかにスッキリ目覚めます。
たっぷり眠っても朝からあくびだらけの人は、逆に眠りすぎかもしれません。もしくは睡眠の質が良くないのかもしれません。
早寝早起き、侮りがたし!
③ 自己肯定感が高まる
朝の時間を有効活用できると、「今日も充実した1日がスタートできた!」という感覚が生まれ、自己肯定感が高まることが分かっています(Sheldon & Lyubomirsky, 2006)。
そりゃそうです。だってやりたいことの大半が、朝時間で終わっちゃうんだもの!
実際に、私も2-3時間かかってた仕事が朝の1時間で終わったこともありました。朝にやりたいことができていると、気分的にも爽快です。あれもやらなきゃ、これも残っちゃったというような、マイナスのストレスはなくなるからです。
そもそも人間は、やりたいことが思い浮かんだら本当はやりたいじゃないですか。でも、ずっとできないままモヤモヤと過ごし続ける状態は、無意識のうちに「今やる?やらない」「今やる?やらない」って、何度も自問自答を繰り返している状態です。
先ほどもお伝えしたように、決断するには脳もパワーを使います。つまり、やりたいことをそのままの状態でキープするということは、ずっと無駄なパワーを使い続ける状態になる。そうして最後、時間が作れなかった暁には「ああ、今日もできなかった」。
一方、朝にやりたいことができてしまえば、脳のパワーを温存した状態で一日のスタートが切れますね。「よし!今日はこれができた!朝ごはん食べたら何しよう?!」楽しみしかない朝になりますよ。
まとめ
朝活をなぜ始めるべきなのか。どんなメリットがあるのか。改めて科学的な根拠も辿ってみると「脳の元気をいかに味方につけるか」がカギだと分かります。
そう。朝活をするとやりたいことが叶う理由は、物事を決める脳のパワーを最大限に発揮できるから!
やりたいことを「やりたいなぁ」と思うだけではモノゴトは進まない。だけど、朝に行動をシフトすることで、その物事を前に進める推進力が圧倒的に強くなるのです。
朝の時間、過ごし方、ちょっと想像するだけでもワクワクしてきませんか?^_^
生活習慣を変えていくのはそう簡単ではないけれど、まずは「もしそんな生活ができたら私は何がしたいだろう?」と具体的に想像をしてみることなら誰にだってできるはず。始める前に、まずはワクワクしてみることも大事なんちゃうかなぁ、と私は思っています。
少しでも、誰かのワクワクがこの記事で育まれていると嬉しいです・・!